予防接種VACCINATION

予防接種

予防接種
適切な時期に予防接種を受けることが大切です。子供の予防接種は生後2か月以降から始められ、決められた期間内に接種を終えることが推奨されています。
種類によっては複数回の接種が必要なものもあるため、スケジュールを立てて計画的に進めることが重要です。
また、予防接種は健診の大事な機会です。
生後5日は産院で過ごし、続いて1か月健診、その後は3-4か月まで健診はありません。
小児科で予防接種を行うことで、2か月、3か月の診察を同時に行うことができます。

行っている予防接種一覧

予防接種
  • 小児用肺炎球菌
  • B型肝炎
  • 5種混合ワクチン(ジフテリア・百日咳・破傷風トキソイド・不活化ポリオ・ヒブ)
  • 麻しん風しん混合ワクチン(MR)
  • 水ぼうそう(水痘)
  • 日本脳炎
  • BCG(1歳未満の方)
  • ロタウイルス(ロタリックス、ロタテック)
  • おたふく(流行性耳下腺炎)※自費料金
  • 3種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風トキソイド)
  • 不活化ポリオ
  • 子宮頸がん(シルガード9)
  • 子宮頸がん(ガーダシル(男子のみ))

RSウイルスについてはこちら

ワクチン接種スケジュール

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ワクチン接種スケジュール

ワクチンについて

三種混合、ポリオ

小学校に入ると百日咳、ポリオの抗体価が下がることから、日本小児科学会では小学校入学前に三種混合とポリオの追加接種を推奨しています。
百日咳は、小学校、中学校でたまに流行ることがありますし、不活化ポリオは欧米諸国(ヨーロッパやアメリカ、オーストラリア、韓国など)では小学校入学前に追加接種が行われています。

おたふくかぜについて

おたふくかぜ自体は1週間程度で自然に治る病気です。
髄膜炎になることもありますが、ウイルス生髄膜炎は自然に改善することがほとんどです。
しかし、精巣炎や卵巣炎になれば将来的な不妊の原因になることがあります。
また、難聴は一生残ることもあります。

日本脳炎について

日本脳炎ウイルスは、ブタの体内で増殖し、そのブタを刺した蚊(コガタアカイエカ)が人を刺して感染します。
感染すると、100~1,000人に1人の人が脳炎を発症し、20~40%の人が死亡し、30~50%の人に後遺症が残ります。 東南アジアに多いですが、日本でも西日本で年に数人発症します。

ワクチン接種時期

  • Ⅰ期:3歳 2回
  • Ⅰ期追加:4歳 1回
  • Ⅱ期:9歳 1回(~12歳)

海外に行かれる方はⅠ期を6ヶ月以降であれば接種できます。
(市町村によっては自費)