RSウイルスについてRESPIRATORY-SYNCYTIAL-VIRUS

RSウイルスについて

予防接種
RSウイルスは大人がかかれば、ただの風邪ですが、赤ちゃんがかかれば、喘息のような症状を起こし、人工呼吸器が必要になることもあります。常に感染力が強く、幼稚園や保育園などの施設内感染に注意が必要です。

RSウイルスには、赤ちゃんに打つワクチンはなく、合併症になる子にはモノクローナル抗体『シナジス』を毎月打つ必要がありました。

昨年より年に一度だけ打てばよい『ベイフォータス』が現れました。
合併症のある子は保険診療で無料で打てますが、ない子は自費で100-200万円かかります。
しかし、欧米では7-8万で接種しています。

日本小児科学会では、すべての子にRSモノクローナル抗体を打てるよう呼びかけています。
また、昨年からは、産まれる前の24-36週のお母さんにRSワクチン『アブリスボ』を打つことで、産まれてくる子に免疫をつける方法も始まり、これも日本小児科学会は推奨しています。