児童精神MENTAL

児童精神

児童精神
発達に関する困りごとは、児童精神科の支援が必要な場合もあります。些細なことでも抱え込まずにご相談ください。発達障害は個々の個性の範囲ですが、病的で子どもの心相談医よりも児童精神科を受診した方がいい疾患も存在します。

児童精神

・摂食障害
・うつ病
・統合失調症 etc …

摂食障害

摂食障害のうち、拒食症、神経性やせ症は7%に死亡例がみられています。体重減少と拒食を特徴とし、体重やカロリーにこだわり、激しい運動や、自ら嘔吐、下剤を使うこともあります。成長曲線の低下と脈の減少を認めれば治療が必要です。小児科での入院治療が必要なこともありますが、児童精神科での病識を与えることが必要です。

うつ病

小学生の1%、中学生の4.1%にうつ病が認められます。こどもの場合、イライラしているという症状で現れることがあります。原因となる病気や薬があることもあるので、まずは検査が必要です。大人と同じ薬が必ずしも有効ではありません。自殺企図に注意し精神療法が必要です。

統合失調症

幻覚や妄想を主な症状で、小学校高学年ころより発症します。発達障害と間違われることも多いですが、発達障害では幻覚、妄想が広がっていかないのが特徴です。しゃべらない、原因のわからない成績の低下、奇妙な行動などで気づかれることもあります。病識を伴わないのも特徴で、早期に精神科を受診することが必要です。