足の症状LEG-PAIN

足の症状

足の症状
子どもが足の痛みを訴える原因は、けがや運動によるものだけではありません。熱を伴う感染症の際には、炎症物質が関節に作用して関節痛を引き起こすことがあります。
また、白血病では、がん細胞が骨や関節に入り込み、痛みを生じることもあります。
足がいたい

こどもはけがや運動によって、足が痛くなりますが、他にも足の痛みを訴えることがあります。
感染症で熱が出ると、炎症物質が関節にいき、関節痛を起こします。
白血病ではがん細胞が骨や関節に移動し痛みを起こします。
自己免疫疾患や整形外科疾患でも関節痛を起こします。

自己免疫疾患・血管炎

IgA血管炎では、膝の血管も炎症を起こし、膝が腫れたり、痛みが出ることがあります。
若年性特発性関節炎は以前は若年性関節リウマチと呼ばれ、関節炎を起こします。
リウマチ熱は溶連菌感染2〜3週間後に起こる発熱で、関節炎を起こします。

関節炎

単純性関節炎はウイルス感染などを原因として起こる足の痛みで、発熱は伴いません。安静で改善します。
化膿性関節炎はケガや皮膚炎などから細菌が関節内に入って起こり、痛み、腫れ、熱感を伴います。
関節内に膿がたまるため、切って膿を出すとともに抗生剤治療が必要です。

股関節痛

ペルテス病は幼児〜学童期の男児に多く、股関節内の大腿骨頭への血液が途絶えることで起こります。
痛み、関節制限を起こし、装具や手術が必要になります。
大腿骨頭すべり症は、思春期の男児に多く、大腿骨頭にずれが生じる病気で、肥満児に多く、ホルモンの影響も考えられています。
安静や装具では治療が難しく、手術が必要です。

膝の痛み

オスグッド病は小学校高学年〜中学生のスポーツをする児に多く、膝蓋骨(お皿)の軟骨がはがれることによって起こります。
スポーツの休止と安静が必要です。
成長痛は、幼児から小学校低学年に起き、夕方〜夜間に多く、さすったり抱っこすると痛みは改善します。
なにか夢中になっているときには痛みを訴えません。成長とともに自然に改善します。

足がいたい

こどもはけがや運動によって、足が痛くなりますが、他にも足の痛みを訴えることがあります。
感染症で熱が出ると、炎症物質が関節にいき、関節痛を起こします。
白血病ではがん細胞が骨や関節に移動し痛みを起こします。
自己免疫疾患や整形外科疾患でも関節痛を起こします。

自己免疫疾患・血管炎

IgA血管炎では、膝の血管も炎症を起こし、膝が腫れたり、痛みが出ることがあります。
若年性特発性関節炎は以前は若年性関節リウマチと呼ばれ、関節炎を起こします。
リウマチ熱は溶連菌感染2〜3週間後に起こる発熱で、関節炎を起こします。

関節炎

単純性関節炎はウイルス感染などを原因として起こる足の痛みで、発熱は伴いません。安静で改善します。
化膿性関節炎はケガや皮膚炎などから細菌が関節内に入って起こり、痛み、腫れ、熱感を伴います。
関節内に膿がたまるため、切って膿を出すとともに抗生剤治療が必要です。

股関節痛

ペルテス病は幼児〜学童期の男児に多く、股関節内の大腿骨頭への血液が途絶えることで起こります。
痛み、関節制限を起こし、装具や手術が必要になります。
大腿骨頭すべり症は、思春期の男児に多く、大腿骨頭にずれが生じる病気で、肥満児に多く、ホルモンの影響も考えられています。
安静や装具では治療が難しく、手術が必要です。

膝の痛み

オスグッド病は小学校高学年〜中学生のスポーツをする児に多く、膝蓋骨(お皿)の軟骨がはがれることによって起こります。
スポーツの休止と安静が必要です。
成長痛は、幼児から小学校低学年に起き、夕方〜夜間に多く、さすったり抱っこすると痛みは改善します。
なにか夢中になっているときには痛みを訴えません。成長とともに自然に改善します。

歩行障害

歩行障害について

けがや運動によって、足が痛いために歩けないこともありますが、他の原因によって、痛みがなく歩けなくなったり、歩き方に異常がでることもあります。
骨や関節、筋肉、脳や脊髄などの中枢神経、その他の末梢神経の異常で歩行障害は起こります。

O脚・X脚

乳児期はO脚であり、1歳ころに特に目立つようになります。
2歳前後にまっすぐとなりますが、3〜4歳では今度はX脚になります。
6〜7歳ころに軽いX脚となり落ち着きます。
骨の成長障害であるBlount病や栄養障害のくる病などではレントゲンで異常がみられます。

股関節

出生直後、4ヶ月健診では股関節の動き、開き、左右差をみて先天性股関節脱臼(股関節形成不全)の有無を調べます。
股関節脱臼は1000人に1〜3人おり、遺伝歴もあります。
早期発見により装具や手術による治療が行われています。
ペルテス病や大腿骨頭すべり症では痛みがなく歩行障害のみのこともあります。

筋肉

遺伝子の異常で、筋肉が壊れ、筋力が徐々に低下していく疾患に筋ジストロフィーがあります。
いずれは呼吸筋も障害されますが、出生時はわからず3〜5歳ころに転びやすい、走れないことで気づかれます。
脊髄性筋萎縮症では、筋肉を動かす脊髄の細胞がこわれ、進行性の筋力低下を起こします。

中枢神経

出生前、出生時、新生児期における脳の障害で脳性麻痺は起こり、歩行障害を起こすことがあります。
脊椎の後方が閉じずに開いている二分脊椎では、足の変形や運動障害、膀胱直腸障害を起こします。
おしりの部分に小さな穴があるような潜在性二分脊椎では、はじめはなくても、成長につれて歩行障害を起こすこともあります。

末梢神経

ギランバレー症候群はウイルスや細菌などの感染後に、足のしびれや運動障害が起こり徐々に進行します。
6ヶ月以内に回復することが多いですが、呼吸筋が麻痺し、人工呼吸器が必要になることもあります。
重症筋無力症は神経から筋肉への伝達の異常で、筋力低下を起こします。
眼瞼下垂や複視など眼症状が強く、夕方に悪化します。

1歳半健診

1歳半健診では、歩行のチェックを行います。
今回あげさせた疾患以外にも、歩行障害を起こすものはありますし、発達障害や発達遅滞の場合には歩行が遅れることがあります。
早期発見、早期治療で改善することもありますので、健診で異常を指摘された場合には、早期に受診するようにしましょう。