熱中症

かぜと似たような症状に見えても熱中症の可能性もあります。「めまい」「立ちくらみ」「筋肉痛」「頭痛」などを訴えるケースもあります。症状によって早めの判断と対応が大切です。
熱中症の症状
熱中症でも熱はでます。
熱中症では、咳や鼻汁はなく、小さい子では発汗が強かったり吐いたり、意識が低下してしまうこともあります。
大きい子では、めまいや立ちくらみ、筋肉痛、頭痛といった症状を訴えることもあります。
意識障害を起こすときは、迷わず救急車を呼んでください。
発熱と水分・塩分補給
熱中症では、体に熱がこもり、熱を下げるために大量の汗をかくことで、体の水分や塩分がなくなります。
熱を下げるために、体を冷やすとともに、水分補給、塩分補給が必要です。
経口補水液が望ましいですが、飲めない子には、なんでもいいので水分と塩分(塩タブレット等)をあげてください。
飲むのが難しい場合には、点滴が必要になります。
重症化のサイン
熱中症では、はじめは熱を下げるために大量に汗をかきますが、重症化すると汗をかけなくなり、熱をにがせず高熱がでます。
そうなると脳や肝臓、腎臓の障害をきたします。
熱中症で汗をかかず、高熱が出るときは注意が必要です。
熱の下げ方
風邪で熱がでたときもそうですが、おでこを冷やしても、気持ちいいかもしれませんが、熱は下がりません。
保冷剤等をタオルにくるみ、体の太い血管がある、首やわきの下、そけい部(足のつけね)にあてて熱を下げてください。
それに加えて、食事は食べなくてもいいですが、水分をたくさんとってください。