頭痛HEADACHE

頭痛

頭痛
原因のない一次性頭痛と原因のある二次性頭痛にわかれます。二次性頭痛には頭部外傷や感染症、脳腫瘍によるものがあります。
脳出血やクモ膜下出血は外傷でなければ、脳動脈奇形などの血管奇形や、血液が止まりにくい凝固異常によることもあります。
起立性調節障害でも頭痛症状がみられます。
感染症

感染症では菌やウイルスと戦うために、発熱し炎症性物質を出し、これが拍動性の頭痛をひき起こします。
副鼻腔炎では鼻汁や膿がたまりおでこやほほに痛みを起こします。
髄膜炎は首を動かすことで痛みが増し、吐き気や嘔吐を伴います。
脳炎では、症状が進むとけいれんや意識障害を起こします。

一次性頭痛

一次性頭痛には、片頭痛、緊張性頭痛、群発頭痛などがあります。
まずは原因のある二次性頭痛ではないことがわかってから考えます。
群発頭痛は突然目の奥がえぐられるような痛みが起きると言われますが、小児ではまれです。

片頭痛

大人では前兆があることも多々ありますが、小児では突然起きて、持続時間も短く、両側のこともあります。
腹痛や嘔吐を伴うことも多いです。
母が片頭痛の場合、こどもにも多く見られます。
治療はイブプロフェンやアセトアミノフェンがまず使われますが、効果がない場合は専門医受診が必要です。

筋緊張性頭痛

筋緊張性頭痛は片頭痛に比べ、痛みは弱いですが、日にち単位で長く続きます。
片頭痛は動くことで痛みが増しますが、筋緊張性頭痛では改善することもあります。
肩や背中のこりから起きたり、ストレスから起きたりします。